あるアナリストは次のように述べた。「ビンラディンの死は、対テロ戦争におけるアメリカの勝利を表しており、次の大統領選挙に備えるオバマにとって大きな意味をもつ。この成果はオバマの支持率を大いに高め、経済政策の普及と実施における各方面からの阻害を減らすことにつながるだろう。」
そのほか、市場では、ビンラディンの死により、アメリカの戦争による財政赤字は緩和され、米ドルは世界からの信頼を取り戻す可能性が高いとの見方が強まった。
しかし、ビンラディンの死が世界の市場に与える影響は一時的なものであり、アメリカおよび世界の経済を変えるものにはならない。現在、アメリカや世界の経済に影響を与えているのは、各国の通貨政策やヨーロッパの債務危機、そして中東や北アフリカの混乱である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月3日