AP通信が伝えたところによると、専門家は2020年までに中国の自動車販売台数が世界の自動車販売台数の半数以上を占め、中国は北米を超えて、世界最大の自動車販売市場となるとの予測を示している。報道によると、中国の自動車販売台数は2010年には米国を上回っているものの、中国と米国の差が大きく開くのは10年後になるという。中国経済網が伝えた。
中国自動車工業協会が発表したデータによると、2010年の中国新車販売台数は1806万台で、米国の1160万台を大きく上回った。同協会は2020年の中国新車販売台数を4千万台と予測している。
韓国最大のタイヤメーカー・ハンコックタイヤの中国市場担当者によると、中国が米国を超えて世界最大の自動車市場となったのに伴い、ハンコックタイヤも業務の重点を北米から中国へと移転したという。「(中国への)移転は避けられません。もし世界の自動車販売台数が8千万台に達するとすると、その半分以上が中国で販売されることになります。これは、15年前は誰も想像できなかった事実です」。