中国自動車工業協会がまとめた統計によると、今年第1四半期のSUV市場は去年に引き続き、急成長を果たした。販売台数トップ5のモデルは1位から順に東風ホンダ「CRV」、長城汽車「哈弗 (Hover)」、上海大衆(VW)「途観」、北京現代「ix35」、奇瑞汽車「瑞虎」だった。これら5モデルの第1四半期における販売台数の合計は16万2000台、SUV総販売台数の40%以上を占めた。奇瑞の新型「瑞虎」はモデルチェンジ後、販売台数が急増し、第一四半期の販売台数は2万4000台となった。これは中国国内ブランドがSUV市場においてある程度のシェアを得ていることを表している。北京現代は2モデルが販売台数トップ10に入った。同社の販売戦略が市場に認められたということなのだろう。トヨタ系列の「ハイランダー」と「RAV4」はトップ5に入らなかったものの、以前高い販売数を誇った。しかし、下半期は地震の影響により、販売台数は落ち込むとみられる。
1位:東風ホンダ「CRV」
評点:発売開始から5年間、1位の座をキープしている。ターゲットが明確で、性能も都市でのドライブに適している。しかし、日本の地震により、下半期は生産に影響が出るとみられ、販売台数の落ち込みや価格上昇などの状況が現れる可能性がある。