中国経済が「構造転換の危険期」を迎えるか

中国経済が「構造転換の危険期」を迎えるか。 中等レベルから高いレベルにレベルを上げるのは非常に難しいとよく言われる。ピアニストにしてもそうだし、テニスプレーヤーにしてもそうだ。そして国もその例外ではない。「豊かな国」の仲間入りをするのはそう簡単なことではない。仏ル・フィガロ紙が2日付で伝えた…

タグ: 中国 経済 構造転換

発信時間: 2011-05-07 11:13:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

40カ国の発展のプロセスをたどってみると、産業労働者数が労働人口の20%を超え、その国の為替レートが低過ぎると、その国の構造転換はさらに難しくなることがわかる。韓国は当時、輸出加工型産業に依存し、為替レートも非常に低かった。その結果、90年代に入って輸出が激減し、1997年の経済危機を招いてしまった。

同研究報告は、向こう10年間、中国の経済成長率は6.1~7%を維持し、2021年から2030年にはさらに5~6.2%にまで下がる、と明らかに経済成長が緩やかになる見通しを示している。「中国当局はすでにこのことに気づいている」とアイケングリーン教授は指摘する。北京が2011年から2015年までの第12次5カ年計画で、経済成長の目標を7%に設定したのはそのためだ。

中国は今後、新興国と同じ轍を踏まないよう工業と輸出ではなく、内需とサービス業に重点を置く方針だ。新興国の多くは構造転換に成功しなかったため、「中所得のわな」から抜け出せずにいる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月7日

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