中国は、政府が数十億ドルを研究・開発につぎ込んでいるが、その効果には限界がある。しかし、米国で学び、技術を身につけてきた中国の人材たちが次々と帰国し、中国の科学研究の発展に力を発揮している。
人材が流れ出ていき、米国の科学技術企業は「人材難」だと騒いでいる。中小企業にソフトウェアとインターネットサービスを提供するPaloAltoソフトウェア企業のパーソンズCEOは、「米国で人材を雇うのはとても難しくなっている」と言う。彼自身の会社も、4人のJavaソフトウェアエンジニアを補充できずにいる。
米国の科学技術人材の需要は膨大だが、政府のビザには限りがある。2000年初め、発行できる就労ビザの数は19万5000件だったが、今ではたったの6万5000件しか発行できない。