4月の消費者物価指数(CPI)に対する見解の違いにより、ある専門家は「今後の見通しは明るい」と述べ、ある専門家は「インフレ圧力は依然深刻である」と述べている。市場の短期的な景気動向、さらに詳しく言えば、5月に中央銀行が利上げを行うか否かについて、専門家の意見が分かれている。
北京領先国際金融コンサルティングの董先安チーフエコノミストは記者に対し、「中国政府は現在、物価抑制を第一の任務としている。しかし、インフレ圧力は大幅に和らいでおり、今後政府はソフトランディングを成功させるべく、徐々に調整度合いを弱めていくだろう」と述べた。
興業銀行の魯政委シニアエコノミストも、「緊縮政策が効果を現し、一部の当局者もインフレは今年下半期に弱まると述べていることから、5月に利上げが行われることはないと考えられる。しかし、預金準備率が引き上げられる可能性はある」と述べた。