国家統計局深セン調査隊によると、4月の深セン市の消費者物価指数(CPI)は全国の水準を遥かに上回ったという。
15日、国家統計局深セン調査隊が発表したデータによると、今年4月、深セン市のCPIは前年同期比6.4%増で、5.3%だった全国の上昇率を大幅に上回った。深セン市は昨年11月に5%の上昇率を初めて記録していた。
これをうけ、業界関係者は「この結果は深セン市のインフレ圧力が依然として強いことを表している。今年1年のCPIの伸びは去年の水準を上回る可能性が高く、関連部門は市場のコントロールを強化しなければならない」と述べた。
食品価格の上昇が主因 青果価格は3割近く上昇
食品価格の上昇率は13%に達し、今回もCPI上昇の主因となった。その他、非食品価格は3.6%増、消費財価格は7.0%増、サービス項目価格は5.1%増だった。
食品価格の内、上昇率が最も高かったのは青果価格で、27.0%上昇した。そのほか、上昇率の高かった食品として、卵が21.1%増、水産物が19.5%、肉類およびその加工品が18.4%、食用油が16.0%、穀物が12.2%だった。
非食品類の上昇率はそれぞれ、酒・たばこが3.7%増、衣料品が3.3%増、家庭設備用品及びメンテナンスサービスが0.2%増、医療・保健及び個人用品が5.7%増、交通および通信が1.1%増、娯楽・教育・文化用品およびサービスが3.3%増、住居が5.7%だった。
また、統計データによると、今年1月から4月のCPI累計値は前年同期比5.4%増だった。