専門家「インフレの国際警戒ラインを越えた」
国家統計局深セン調査隊がまとめた統計データによると、昨年以降、深セン市のCPIは上昇し続けている。昨年10月に4%の上昇率を記録したのをかわきりに、11月には5%を初めて超えた。今年1月、深セン市のCPIは再び5.3%まで上昇、そして先月、ついに6%を越えた。
「これは深セン市のインフレ圧力が依然として強いことを表している。我々は、今年1年のCPI上昇率は昨年を上回り、4%前後になると予測している」国家統計局深セン調査隊の関係者はこのように述べた。
深セン大学の経済学専門家は、「世界では3%を基準としている。3%以下であれば、そのインフレは適度なものだと認められる。しかし、この基準を越えた場合、国家は適切な措置を採り、市場に介入する必要がある。5%が国際的なインフレ警戒ラインであり、上昇率が2ケタを越えた場合は、悪性インフレとされる」と述べた。
「深セン市の4月のCPIは6%を突破し、国際警戒ラインをすでに超えた。関連部門は悪性インフレになるのを阻止するべく、市場のコントロールを強化しなければならない」同専門家はこのように述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月16日