中国の多くの省が引き続き干ばつに見舞われていることを受け、中央と地方の関連部門は干ばつ対策を講じ、食糧生産の確保に努めている。
農業省によると、中国各地で早稲の田植え作業がほぼ終了し、作付け面積はやや増えた。全般的にみれば、生産状況はここ数年で良好であるものの、南部の一部の地域は干ばつが依然続いており、水不足により、早稲の生長に影響が出る恐れがある。
長江の中流・下流地区は、今年に入ってから降水量がここ数年の同じ時期よりおよそ4割から6割減っており、1961年来最も少ない年になっている。
気象部門は、21日から24日まで、南部で強い雨が降ると予想しており、干ばつはいくらかおさまるだろうと見られている。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年5月22日