3月11日に発生した大震災を受け、日本の不況はさらに厳しいものとなった。日本銀行は融資計画を拡大するなど復興のサポートに努めている。
日本財務省が発表したデータによると、日本の4月の輸出は2009年10月以来、18カ月ぶりの2桁減を記録、日本の4月の貿易収支は1980年以来、31年ぶりに赤字となった。
日銀は先月、被災地の金融機関を対象に、0.1%の低金利で1年間融資を行うと発表した。東日本大震災は2万4000人の死亡者・行方不明者を出し、経済損失は25兆円規模になると予測されている。
地震の影響によるサプライチェーンの寸断とエネルギー不足は、製品の販売と生産に支障をおよぼした。それによる、企業の損失は大きく、ソニーなどの大企業は今年の収益が市場の予測を下回ると見積もっている。また、自動車の輸出も大幅に減少、1979年以降過去最低となった。
データによると、日本の4月の対米輸出は1年前と比べ23.3%減少、2009年10月以降最大の下げ幅を記録した。日本にとって最大の輸出市場である中国への輸出も6.8%減で18カ月ぶりの減少に転じた。対EU輸出は10.7%減少、3カ月ぶりの減少となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月26日