米国の経験から見る中国対外直接投資の発展動向

米国の経験から見る中国対外直接投資の発展動向。 2000年以降、中国の対外直接投資は急速に拡大している。2010年末、中国の対外直接投額が3000億ドルに到達し、2010年の年間対外直接投資額も595億ドルで、2000年の10億ドルの58倍となった。中国の過去10年の対外直接投資年間平均成長率は89%にも達した…

タグ: 中国対外直接投資

発信時間: 2011-05-31 17:06:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

クロスボーダーM&Aが主流の投資方法に

クロスボーダーM&Aの良い点は、他国の有形・無形資産が簡単に手に入れられること、世界範囲で他国の企業と提携し、競争の優位性を獲得できることである。1980年代後半、アメリカにおいて、クロスボーダーM&Aの対外直接投資総額に占める割合が急速に上昇した。

国連貿易開発会議(UNCTAD)がまとめた統計によると、1990年から2003年までの14年間のアメリカ企業によるクロスボーダーM&A件数は16000件以上、合併金額はおよそ5700億ドルだった。クロスボーダーM&Aがその年の対外直接投資総額の50%以上を越えた年は14年中10年、70%を越えた年は6年あった。クロスボーダーM&Aは間違いなく、アメリカで対外直接投資の最も主要な方法となった。

中国においてもクロスボーダーM&Aの比率が高まっている。中国商務部の姚堅報道官は2011年初めに開かれた記者会見で、「対外直接投資の内、M&A取引の割合が上昇してきている」と明らかにした。2010年、中国のM&A取引額は238億ドル、投資総額の40.3%を占めた。対外直接投資が増大するにつれ、中国企業によるクロスボーダーM&Aの比率も上昇し続けている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月31日

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