歪んだ中国の対外資産構成 [貧乏人が金持ちを養う]

歪んだ中国の対外資産構成 [貧乏人が金持ちを養う]。

タグ: 中国 対外資産 国家外貨管理局 海外直接投資 FDI

発信時間: 2011-06-01 08:30:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2010年末の中国の「その他の投資」の項目の負債額は6373億ドルで、前年末より1957億ドル増加し、増加幅は44.3%に達した。これについて丁志傑氏は、外貨準備高が3兆ドルもある国で、機関と企業が外からドルを借り入れるというのは非合理的で、変える必要があると指摘する。

「スティグリッツの非安全圏」

あるアナリストは次のように見ている。中国の債権国としての地位は防御的な側面をもった「官制債権国(対外投資は貯蓄資産を主な形式とする)」で、主体的な「個人債権国(対外投資は直接投資を主体とする)」でないため、中国は「スティグリッツの非安全圏」に陥っている。「スティグリッツの非安全圏」とは、新興国が貿易黒字を政府の外貨準備に転換させ、収益率の低い米国債を購入して米国資本市場に資金を回し、米国はさらに資金を新興市場に投資して高額のリターンを得るというものだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月1日

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