広州市統計局の1日の発表によると、今年に入って、同市の自動車などの3大基幹産業の成長率は月ごとに縮小し、しかも縮小幅は拡大し続けていることがわかった。4月の3大基幹産業の総生産額は490億1900万元で、前年同期比13.1%減だった。同市の3大基幹産業がマイナス成長となったのは2003年以来8年ぶりで、日本の地震による広州の関連産業への影響が拡大していることが示された。
統計によると、今年に入って、広州の3大基幹産業である自動車業、電子業、石油化工・製造業の成長率は月ごとに下がり、1~4月はそれぞれ19.1%、16.0%、5.4%、マイナス13.1%となった。マイナス成長となったのは自動車製造業と石油化工・製造業で、それぞれ32.2%と0.3%低下した。
一定規模以上の工業企業(国有企業または年間売上高500万元以上の非国有企業)の工業増加額に対する3大基幹産業の貢献率は6割弱で、同市の工業経済の重要な部分を占めている。マイナス成長となったことについて、関係部門は、迅速に有効措置をとるよう各産業に呼びかけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月3日