中国の漫画・アニメ企業の一部は今後5年間、漫画・アニメ作品の開発や生産に必要な用品を輸入する際に、輸入関税と輸入環節増値税(付加価値税)を免除される。「国際金融報」が伝えた。
財政部、税関総署、国家税務総局、文化部は15日に共同で「漫画アニメ企業による漫画アニメの開発生産のための用品の輸入における輸入税免除についての暫定規定」を発表し、国務院の関連部門が認定した漫画・アニメ企業が漫画・アニメの直接製品を自主開発し、生産する場合に必ず輸入する必要がある商品については、輸入関税および輸入環節増値税の免除政策を適用されることを明確に指摘した。財政部によると、今回の措置は中国の漫画・アニメ産業の健全かつ急速な発展を促進し、漫画・アニメ産業の自主イノベーション能力を高めるためのものという。同規定は2011年1月1日から2015年12月31日まで施行される。
同規定にいう国務院の関連部門が認定した漫画・アニメとは、登録資本金が80万元以上で、漫画・アニメの直接製品を自主開発し、生産する資格と能力を備えた企業をいう。また同規定にいう漫画・アニメの直接製品とは、漫画作品、アニメ作品、ネットワークを通じて発表する漫画・アニメ作品(携帯電話で発表する漫画・アニメ作品を含む)などを指す。
このたび輸入税を免除されることになった漫画・アニメ企業は、永遠に免税されるわけではない。同規定は、認定されて輸入税を免除されることになった漫画・アニメ企業に対し、毎年審査を行うことを強調している。当該企業は、毎年の有効期間内に輸入リスト入りした商品について、輸入関税と輸入環節増値税を免除される。
「人民網日本語版」2011年6月16日