商務部は15日に定例記者会見を開き、今年1-5月の各統計データを発表したほか、姚堅報道官が当面の経済問題についてコメントした。
▽1-5月の対外直接投資額は42.3%増、5月末の在外労働者数は1万7千人減
中国国内の投資家は今年1-5月、世界110カ国・地域の企業1613社に対して直接投資を行い、非金融類の対外直接投資額は前年同期比42.3%増の203億5千万ドルだった。今年5月末の時点で、中国の非金融類対外直接投資額は累計2792億ドルに達した。
今年1-5月、合併・買収(M&A)方式による対外直接投資額は85億ドルだった。うち、5月に行われた主なM&A案件は、中国中化集団公司によるブラジルでの油田権益獲得だ。これは、中国中化集団が香港の子会社を通じ、ノルウェーSTATOILのブラジル沖にあるPEREGRINO油田の権益の40%を30億7000万ドルで買収したもので、今のところ今年最大規模の海外M&Aとなっている。
今年1-5月、中国の対外請負プロジェクトの売上高は同11.7%増の323億ドルだった。
対外労務協力による1-5月の派遣労働者数は16万9千人で、前年同期を1万7千人上回った。5月末の在外労働者数は78万3千人で、前年同期比1万7千人減となっている。
「人民網日本語版」2011年6月16日