21世紀の初めごろ、南米パナマ、エクアドル、エルサルバドルなどの国が自国通貨の対ドル為替レートの変動が激しいため、ドルが自国通貨に取って代わるいわゆる「ドル化」政策を採ったことがある。
中国は2009年7月から人民元国際化政策を進めている。まず貿易決済で人民元の利用拡大を図り、人民元をアジア地域で通用する国際通貨にし、次の段階で、人民元をドル、ユーロ、円と肩を並べる国際準備通貨にする方針である。
中国はすでに世界第二位の経済大国であり、人民元国際化政策が奏効すれば、人民元がドルと円に代わる次の中日韓地域の通用通貨になる可能性さえあるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月17日