「中国(上海)国際ネットショッピング総会2011」が16日に開幕した。電子商取引の代表的業態であるネットショッピングは世界金融危機の試練を乗り越え、最も成長性に富む注目業界の1つになっている。全世界のネットショッピング取引額は昨年8000億ドルを超えた。2014年末には1兆ドルを超えると予測される。「中国新聞網」が伝えた。
中国のネットショッピング事業は注目すべき発展を見せている。中国では電子商取引が急成長しているが、ネットショッピングはその重要な一部だ。2010年のネット小売総額は5000億元に達した。中国インターネット情報センターのまとめた「第27回中国インターネット発展状況統計報告」によると2010年12月末時点で中国ネットユーザーの規模は4億5700億人民元。艾瑞諮詢連合の鄒蕾総裁は「2010年時点で中国のネットショッピング利用者数は1億4800億人に達した。これはネット利用者全体の3分の1に相当する。つまり、中国のネット利用者の3人に1人はネットショッピングをしているということだ」と指摘する。
インターネット普及率の上昇によりネットショッピング事業は急速に拡大。従来の普通のオンラインショッピングに加え、近年では共同購入の人気も高まっている。上海市商務委員会の沙海林主任によると、上海ではネットショッピング産業が近年急成長を維持。2010年の取引額は消費財小売総額全体の5%以上を占め、ネット利用率でもネットショッピング率でも国内上位にある。
「人民網日本語版」2011年6月17日