今年上半期、中国のネットショッピングの取引額は2500億元を超え、その消費者やネットショップオーナーはいずれも主に女性であることが調査でわかった。「2010年広州電子商取引会および第1回ネットショッピング祭」が17日開幕し、革新的なモデルや女性に注目した、市場を細分化した電子商取引が伸びているとされた。「中国新聞網」が伝えた。
商務部が発表した報告によると、2009年の電子商取引額は3兆8千億元、ショットショッピング取引額は2586億元。今年は上半期だけでこのネットショッピングの取引額を上回り、通年で5000億元に達する見通しだ。ネットショッピングの利用者は1億人を突破、なかでも広東省は全国で唯一利用者が1千万人を超える省として知られる。
調査によれば、ネットショッピングの利用者は男性よりも女性の方が多く、利用頻度も女性のほうが高い。また、中国最大の電子商取引サイト「淘宝商城」のショップオーナーも5割が女性だという。ネットショッピングは売るほうも買うほうも女性が中心となっている。
「女性は家庭の財布を握っています。80%の家庭で女性が家計を切り盛りしているというデータがあります。女性が自分でショップを開くのも消費者のニーズをより理解しているからです。菲瑪特商城(www.febay.cn)が女性オーナーだけを対象にしているのはそのためですし、それがわが社の強みにもなっています」とFebayGroup中国エリアの許瑞洪CEOは語る。