エネルギー「ガス時代」のカギはどこに
米ケンブリッジ・エネルギー研究所(CERA)のデータによると、米国の天然ガス探査・開発と販売に従事する企業はそれぞれ600社、1200社にのぼり、85%のガス井は中小企業がボーリングしている。そのうちシェールガス企業は60社超。アナリストは「中小企業が遺漏や欠如を補う役割を発揮しているため、大企業は経営を望まなくとも、あるいは経営を継続するのを望まなくとも、薄利のプロジェクトを取り扱うことができる。その技術革新にはさらに政策決定層が少なく、政策決定のスピードが速いという特徴があり、米国の一部の専門技術を擁する中小企業は買収されると即、大企業の技術の供給元となる。また、中小企業がもたらす『ナマズ効果』が大企業にとって競争圧力となることから、その経営と管理の改善が促される」と指摘する。
実際、国内の投資家が徘徊し、怨念を抱く時には、一部の外資企業はすでに石油大企業と協力する形で中国の非在来型天然ガスの上流市場に参入している。