中国の3大通信事業者「中国移動」、「中国聯通」、「中国電信」の3G契約数は今年1-5月期、安定した伸びをみせ、初めて7千万の大台を突破、7376万件に達したことが20日、3社がまとめたデータで明らかになった。
中国の証券会社「第一創業証券」の任文傑研究員は3社の市場シェアについて、「3大通信業者の3G利用者データからすると、現時点ではそれほど差がないものの、各社が今後サービスのオリジナリティやインターネットの品質で差別化を図るに伴い、ある程度の開きが生まれてくる」との見方を示す。
中国移動が6月20日に発表した5月の最新経営データによると、同社の5月の新規契約数は502万件で、うち3Gの新規契約は262万件だった。結果3Gの累計契約数は3200万件となった。
5月末時点での中国移動の新規契約数は502万件、累計契約数は6億1100万件。3Gに限ると、5月の新規契約数が262万件、累計契約数は3200万件に達した。
中国移動の管理層がこのほど語ったところによると、同社は今年、2500万件の3G新規ユーザー獲得を目指すという。
中国聯通が発表した5月の最新経営データによると、5月末までの同社の3G新規契約数は173万8千件で、累計契約数は2209万件に達した。2Gの新規契約数は58万6千件、累計契約数は15億7200万件となった。
中国電信の発表した5月の主要経営データによると、5月末時点で、同社のCDMA利用者数は合計1億570万件に達し、その内3Gの利用者が1967万件に増加した。
また5月に中国電信のCDMA契約数は260万件増加し、うち183万件が3G契約だった。
中国電信集団公司の王暁初総経理(社長)は「CDMA端末の産業チェーンにとって最も困難な時期はすでに乗り越えた」とし、同社のCDMA機種の販売台数が5月に800台を超え、今年1年でCDMA端末6000万台を販売する計画を明らかにした。
王総経理によると、中国電信がCDMAネットワークの取り扱いを始めた2008年には、CDMAの契約数はわずか2800件ほどだったが、今では1億件を上回っている。
「人民網日本語版」2011年6月22日