ユーロ圏の財務相は1日、昨年、合意した救済協定に基き、ギリシャのデフォルト(債務不履行)回避のため、同国に対する5回目の融資を決めた。
ユーロ圏の財務相はこの日、電話会議を行った後に声明を発表し、「ギリシャ政府が打ち出した新しい財政調整策を議会が可決したことから、EUはギリシャに対して5回目の融資120億ユーロ(約1兆4000億円)の実行を決めた。そのうち、EUは87億ユーロを負担し、国際通貨基金(IMF)は残りの33億ユーロを来週供与する。すべての融資は今月15日までに実行する」とした。
ユーロ圏の財務相はまた、「6月に開かれたEU首脳会議での合意に基づき、現在、ギリシャに対する第2次救済プログラムの交渉が進行中であり、その規模および民間投資家の拠出額、具体的な方法などについて、数週間内にまとめる」と示した。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年7月3日