宅配市場管理部門からの情報によると、中国の宅配業務量の40%がEコマースによるものだという。Eコマースの急速な発展が、人々の消費習慣を変化させている。新華網が報じた。
▽ネットショッピングの利便性
経済の高度発展に伴い、「Eコマース+宅配」が国民に実益と利便性をもたらしている。
国家郵政局市場監管司の関係者は、このほど新華社の取材に応じた際に、ネットショッピングが人々の新たな購買方式になりつつあると指摘した。宅配企業は、宅配網・サービスの改善によりEコマースの配送に対応し、ネットショッピングの利用者に便利で迅速なサービスを提供している。利用者は家を出ずして意にかなう商品を手にすることで、時間と労力を節約できる。
ネットショッピングの最大の魅力は、その利便性だ。北京の某社に勤める某氏は、ネットショッピングを利用して靴を購入したが、注文をした翌日の午後に事務所入口まで届けられた。同氏の同じ事務所の同僚は、中国国内最大のクラシファイドサイト「58同城」で商品を購入した場合、翌日に受け取ることができるという。また一部のサイトは夜間にインターネットを利用する消費者を対象に、夜間の注文サービスを提供している。
またネットショッピングはマウスの操作のみで実行されるため、二酸化炭素削減に向けた社会的要求も満たすことができる。
2009年より金融危機の影響を受け、中国の各業界が一定の影響をこうむった。しかしネットショッピングを含めたEコマースは、逆境の中で成長を実現した。取引額が前年同期比で大幅増加し、ビジネス取引のネット利用が拡大し、Eコマースの産業チェーンが完備化され、新たなビジネス方式が続々と誕生した。