中、米、ロなどによるモンゴルのタバントルゴイ炭鉱の開発権をめぐる争奪戦の結果が出た。
モンゴル政府は4日、タバントルゴイ炭鉱の開発企業として、中国石炭大手の神華集団と日本の三井物産からなる企業連合、米鉱業大手のピーボディー・エナジー、ロシアとモンゴルの企業連合を選定したと発表した。
タバントルゴイ炭鉱は中国・モンゴル国境までわずか270キロ(165マイル相当)にあり、同炭鉱の石炭埋蔵量は64億トンといわれ、その4分の1が良質なコークス炭、残りは熱量が高い動力石炭となり、商業開発の将来性が大きいとされている。
タバントルゴイ炭鉱は目下、世界最大の未開発コークス炭田の1つといわれている。モンゴル政府の発表によると、神華集団と日本の三井物産からなる企業連合は同プロジェクトの40%の権益を取得し、米ピーボディー・エナジーとロシア・モンゴル企業連合はそれぞれ24%、36%の権益が割り当てられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月6日