チベットの鉱物の潜在的価値6500億元余り

チベットの鉱物の潜在的価値6500億元余り。

タグ: チベット,鉱物,資源埋蔵量

発信時間: 2011-07-09 13:58:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

現在、チベットですでに発見された鉱物は102種に上り、資源埋蔵量が明らかになった鉱物は41種、鉱物産地は3000カ所近く、鉱物資源総量の潜在的価値は6505億元(1元=約13円)に上っている。優れた鉱床生成条件と現在の低い開発程度から、チベットは中国の新たな戦略備蓄基地になる可能性がある。チベット自治区発展諮問委員会がこのほど明らかにした。

明らかになった鉱物資源埋蔵量の全国順位をみると、チベットは12種の鉱物資源が全国の上位5位に入り、18種が上位10位に入っている。うちクロム、銅の保有鉱物資源量/埋蔵量は全国第1位。潜在的優位をもつ鉱物には、高品位鉄、金、銀、モリブデン、カリ岩塩があり、石油および天然ガス、天然ガスハイドレート、ウランなども潜在的な重要戦略鉱物資源である。

鉱物資源探査を強化し、鉱物資源を合理的に開発するため、チベット自治区政府は「チベット自治区人民政府の鉱業発展加速に関する決定」を定め、鉱物をチベットの6大支柱産業の一つに指定した。そして優位な鉱産業を重点的に発展させ、鉱物資源調査と資源潜在力評価、重要鉱物探査、鉱山開発推進の三つのレベルで、地質・鉱物事業を着実に強化して、チベットの鉱物資源の優位性を早急に経済の優位性に変えることを明確にした。

青海チベット鉄道の開通に伴って、チベットの鉱物資源は一段と探鉱と開発が進むようになった。これまでに、青海チベット鉄道沿線の非鉄金属基地は中国の最新の、大型、超大型規模以上の鉱物資源予備実地調査基地の一つになっている。同基地ではすでに、予想埋蔵量で大型規模以上の銅、鉄、鉛、亜鉛鉱山16カ所が発見され、駆竜―甲瑪、尼木(ニエモ)、吉如、朱諾、当雄(ダムシュン)という五つの非鉄金属鉱物集中区域が初歩的に形成されている。なかでもメゾクンガル県の駆竜銅鉱山は確認資源量が1000万トンを超え、超大型の規模に達し、中国一の銅鉱床となっている。

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