◆排気量3.0L以下が主流に
本年度の排気量3.0L以下の車両の輸入台数は、前年同期比70%以上の増加となっており、輸入車市場の約80%を占めた。現在、市場で主流となっている高級車のBMW、ベンツ、ボルボ、インフィニティ、レクサスのいずれも、排気量が大きな車種を販売すると同時に、2.0~2.5Lの車種を製品ラインナップに取り入れている。
2011年上半期、20車種を超える輸入車が登場した。現代-起亜自動車グループは3月に超高級車「エクウス」を販売すると、6月に「グレンジャー」、2012年版「キア・ソレント」、2012年版「キア・カデンツァ」の販売を開始した。3ドアのスポーツカー「FS」は、9月に発売を予定している。
全国乗用車市場信息聯席会の関係者は、「中国富裕層、特に富裕層の二代目が他者と張り合うことで、輸入車の需要が高まっている」と分析した。また中国は貿易赤字を縮小するため、高級機械設備の輸入を奨励しており、輸出車に対して優遇政策を実施し、輸入をスムーズに進められるよう協力している。
「人民網日本語版」2011年7月14日