投資元の地域別にみると、アジアから中国地域への投資は拡大している一方、アメリカから中国地域への投資は比較的大きな下落を見せている。1-6月期、アジアの10カ国・地域(香港、マカオ、台湾、日本、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、韓国)による中国での新設企業は前年同期比9.83%増の1万850社で、外資使用額は同23.88%増の525億3000万米ドルだった。EU27か国による新設企業は前年同期比10.38%増の840社で、外資使用額は同1.17%増の34億6400万米ドルだった。またアメリカによる新設企業は前年同期比5.09%減の727件で、外資使用額は同22.32%減の16億7900万米ドルだった。
中国国内地域別にみると、中西部地区への投資額の伸び率は東部を上回る状態が続いており、その割合も増加している。1-6月期、東部地区で新設された外資系企業は前年同期比10.06%増の1万1489件で、外資使用額は同16.09%増の517億9700万米ドル、それぞれ全体の85.34%、85.07%を占めた。中部地区で新設された外資系企業は前年同期比1.13%増の1348社で、外資使用額は同31.78%増の44億4300万米ドル。それぞれ全体の10.01%、7.3%を占めた。西部地区で新設された外資系企業は前年同期比3.31%増の625社で、実際の投資額は同35.18%増の46億5100万米ドル。それぞれ全体の4.64%、7.64%を占めた。中西部地区への実質ベース外資使用額が全国に占める割合は、前年同期比よりそれぞれ0.7ポイント、0.93ポイント上昇した。
「人民網日本語版」2011年7月15日