中国商務部の姚堅・報道官は15日の月例記者会見の席で「豚肉価格の上昇を抑え、供給を確保する最も主要な手段は市場による調節で、行政的手段は補助的なものだ。商務部門は市場動向の観測、供給の確保など四つの活動に重点的に取り組んでいく」と語った。
商務部の観測によると、7月第1週の豚肉の生産者価格は6月第1週と比べて約15%上昇した。36の主要都市では、7月初めの豚肉の卸売価格が6月初めより約17%、今年初めより約38%も上昇した。
姚報道官は「豚肉価格が上昇したのは飼料価格や労働コストなどが上昇したからだが、2年前に豚肉価格が低位で推移し、飼育頭数が減ったことにも関係がある。豚肉価格が下落し、飼育頭数が増えるのにともない、豚肉価格は安定してくるだろう」と述べた。