7月20日、人民元対ドルレートの基準値は1ドル=6.46元台を突破し、為替制度改革実施以来6年ぶりに最高を更新した。
2005年7月21日、中国人民銀行(中国の中央銀行)がドルへのペック制を廃止し、「通貨バスケットを参照しつつ市場の需給に基づく管理変動相場制を実施する」と発表した。以降、人民元為替レートは変動相場制に移行し、2008年の金融危機の発生時まで、人民元対ドルレートは19%上昇した。
中国人民銀行はまた、2010年6月19日に人民元為替レート形成メカニズムの改革をいっそう推進し、人民元相場の柔軟性を強めると発表した。昨年6月から現在までの一年間、人民元対ドルレートはさらに5%近く上昇した。