中・高級車市場は競争が激しく、今年になりさまざまな新車が発売された。「日系3強」のカムリ、アコード、ティアナの他に、第8代ソナタ、起亜K5、新型パサート、プジョー508等の車種が加わった。熾烈な競争を背景とし、中・高級車の1万元以上の割引も珍しくない。広州日報が報じた。
◆日系メーカーが値下げを強化
直近の販売データによると、アコードは上半期に6万1948台のナンバープレート登録数により、中・高級車のナンバープレート登録数のトップを維持した。アコードの後を追うのは、今年の広州市場でナンバープレート登録数トップとなったティアナで、6万1812台となった。第3位は上海大衆のパサートだった。広州市場の中・高級車ナンバープレート登録数の順位は、ティアナが1位、カムリが2位、アコードが3位となった。
生産能力の回復に伴い、日系メーカーの供給問題が解決された。日系3大自動車メーカー(ホンダ、トヨタ、日産)でも多くの車種の在庫が確保されており、販促も7月より強化されつつある。一方で韓国系、欧米系の中・高級車の猛追により、同市場は群雄割拠の様相を呈している。
「日系3強」の他に、東風ホンダ・スピリア、マツダ6(日本名「アテンザ」)、フォード・モンデオ等の車種が割引販売を強化中だ。現在、ティアナの割引額は最大で3万5000元(約44万円)、アコードとカムリは4万元(約50万円)となっている。うちカムリの多くの車種の割引額は3万元(約38万円)を上回り、マツダ6も過去最大となる3万元の割引を実施中だ。