◆高級モデルが割引を実施
中・高級車市場が熾烈な競争を展開し、割引額も今年最大となっている。ソナタ、新型パサート、マゴタン、プジョー508等の新車種も相次いで販売されており、中・高級車市場の価格が安定しない。某ディーラーによると、下半期の同市場の競争は熾烈を極め、価格戦争が勃発する恐れがあるという。
ディーラーは7月より割引を実施し、消費者の注目を集めている。広汽トヨダ元豊鳳凰店の林堅総経理は、「今年より自動車市場全体の成長が緩和化に向かい、落ち着きを取り戻しつつある。しかし自動車メーカーは年初に販売目標を高めに設定したため、近頃中・高級車市場の割引が強化されている」と指摘した。某ディーラーは、「新たな公務用車両調達規定は、排気量を1.8リッター、価格を18万元(約225万円)以内と定めた。これもまた合弁企業の中・高級車に圧力を加える形となり、自家用車向けの販促を強化するしかなくなった」と語った。
一部の中・高級車の高級モデルの販売が不調となっている。ディーラーはこれに対し、高級モデルに普通モデルよりもお得な割引プランを提供している。カムリ240G「名仕科技」モデルの割引額は最大で4万元に達し、その他の車種も約3万元となっている。
これまでの価格戦はディーラーの在庫過多を原因としていたが、今年もその状況が鮮明化されている。ディーラーは販促のために大胆な割引に乗り出している。
「人民網日本語版」2011年7月25日