中国のGDPは第二次産業に過剰に依頼している。今年上半期、建設業界の総生産額は4兆3100億元にのぼり、第二次産業全体のなかで最大規模の業界となった。即ち、中国のマクロ経済で最大の生産額は各種事業建設から生まれるのである。
中国国家統計局が7月13日に発行した中国経済半期報に目を通してみても、統計局のスポークスマンが結論づける「経済動向は全体として良好であり、マクロコ調整の予測した方向に成長している」という見解のとおりであることが分かる。
全体に目を向けると、国家統計局の初歩的試算による今年上半期の国内総生産は20兆4459億元であり、不変価格に基づいて計算すれば前年同期比で9.6%の伸びになる。これは依然として世界一の経済成長率である。「欧州五カ国」(イタリア・スペイン・ポルトガル・ギリシャ・アイルランド)が債務問題で苦悩し、アメリカが国債の上限額を懸念し、日本が震災後の経済の迷走を憂えているなか、中国はそれを尻目に目覚ましい経済成長率で世界経済のけん引的な地位を確立したと言える。