上海証券取引所の張育軍取締役は独占インタビューに応じ、「昨年の上海証券取引所の時価総額は世界トップ6を維持、出来高はトップ3を維持し、資金調達額は2~4位だった」と誇らしげに語った。世界で使用されている証券市場を評価する主要指標で、上海証券取引所は上位6位につける。同取引所は世界の主要取引所の仲間入りを果たしただけでなく、アジア3大取引所の一つにもなっている。
張育軍氏は、「国際化は中国の資本市場が長く討論してきた重要課題だ。上海証券取引所は、注目される国際板の全面的な準備に力を入れる必要があるだけでなく、世界の取引所の合併ブームが起きる中で、安定した国際化を進めることが上海に国際金融センターを建設する上で避けられない選択となっている」と話す。
また張育軍氏は、国際化を進めるために国際板を早急に創設し、地域・市場を越えた上場投資信託(ETF)を開始し、国外企業の中国での人民元建て債券の発行を奨励すべきとの見解を示し、「10年後に中国資本市場の時価総額が80~100兆元になることも期待できる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月22日