中国工業情報化部の朱宏任報道官は21日、国務院新聞弁公室で行われた記者会見で、国務院の要求に基き、工業情報化部は中小企業の発展促進に関する会議を開く準備を進めており、中小企業の発展を更に支援するための政策を検討中であることを明らかにした。また、下半期の工業経済の発展は全体的に良好な動きを維持するとの見方を示した。
あるメディアが「広東や浙江などで中小企業が次々に倒産するという状況が現れている」と報じたことについて、朱宏任報道官は、「広東省中小企業局に確認したが、そのような状況は起きていない」と述べた。
朱宏任報道官によると、近ごろ、一部の中小企業は困難な局面に立たされており、それが多くの面に影響している。中小企業、特に小規模企業や零細企業はリスク対応力が弱く、正常な融資ルートが不足し、生産要素の変化に敏感だ。さらに、上流エネルギーの原材料価格が高騰し、人件費や融資コストなどが増加し続けるという状況の中で、生産経営が困難になっている。
朱宏任報道官はまた、「上半期を見ると、中国の経済成長は基本的に良好で、投資、消費、輸出なども正常な伸びを維持しており、成長の原動力は依然として強い。したがって、下半期も工業経済の発展は全体的に良好な動きを維持すると言える」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月22日