国家工業・情報化省原材料司(局)の賈銀松司長は14日、第12次5カ年計画(2011―15年)期間、中国の鉄鋼業界は合併・再編を加速し、優位性のある大型鉄鋼企業の地区を越え、所有制(国営、民営など)を越えた合併・再編を後押しするとともに、各省・自治区・直轄市人民政府による当該地区の鉄鋼企業の合併・再編を奨励すると表明した。
賈氏は、「遅れた生産設備の淘汰(とうた)と合併・再編を結びつけるべきだ」とし、中国は400立方㍍以下の高炉、30㌧以下の転炉・電炉を徹底的に淘汰し、同時に産業集中度を高め、上位10社の産業集中度を60%以上にまで引き上げるべきだと語った。
7月11日に工業・情報化省が発表した、今年の工業界の遅れた生産設備淘汰企業リストに基づけば、製鉄の遅れた生産設備の淘汰は3122万㌧で96社、製鋼では2794万㌧で58社に及ぶ。リストには済南鋼鉄、新興鋳管、広鋼股分、重慶鋼鉄など多くの上場鉄鋼企業が含まれている。