東日本大震災後に落ち込んだ日本の観光業や経済が少しずつ回復しているのを受け、中国の格安航空会社「春秋航空」(本社・上海市)は、今月5日に日本の大手第三者決済会社デジタルガレージ(DG)との業務提携を発表し、さらに日本に子会社を設立する方針を明らかにするなど、日本市場の開拓に向けて着々と足場を固めている。
「春秋航空」は現存の上海-高松(香川県)間と上海-茨城間の路線に加えて、年内にも九州に、さらに北海道にも就航する予定で、北海道の路線ではすでに日程に上っているという。同社はいよいよ日本市場に本格的に参戦してきた。
同社が日本と結ぶ路線を開設した当初(昨年7月)は、中国人旅行客の利用が多かったが、いまでは、格安チケットを売りにしている同社の知名度は日本国内でも少しずつ高まっている。統計によると、同社の飛行機を利用する日本人の数はうなぎのぼりで、上海-高松(香川県)間では、出張などで利用する日本人が全体の75%以上を占めている。さらにデジタルガレージとの提携により、日本の利用客にとってはますます便利になった。
「人民網日本語版」2011年7月22日