欧州委員会は26日、中国聯想(レノボ)グループによるドイツのPCベンダーMedion Electronicsの買収案件を承認した。欧州委員会の独占防止業務担当部門は、審査の結果、中国レノボグループによるMedion Electronicsの買収はEUの規定に沿ったもので、市場競争を妨げないとする声明を同日に発表した。
今回の買収金額は約9億米ドル。中国レノボグループが6年前にIBMのPC業務を買収して以来、最大規模の買収となる。契約完了後、中国レノボグループのドイツのPC市場におけるシェアは14%に達する見通し。これにより、ドイツ国内第3位のPCベンダーとなり、西ヨーロッパにおける同市場のシェアも7.5%となる。
「人民網日本語版」2011年7月27日