カナダ紙「グローブ・アンド・メール」は23日、サイトを通じて「メードインチャイナにまったく新しい意味合い」と題する文章を発表した。主な内容は次の通り。
天弘公司の蘇州市(江蘇省)にある電子製造工場では作業用の長靴を履く必要がなく、靴カバーをつければよい。この工場を見学する時、見学者はみなある機械に足を載せる。すると機械が自動的に見学者の足にプラスチックの靴カバーをつけてくれる。この工場ではカナダ企業の委託を受けて精密電子情報機器や医療機器を生産しており、薄くて軽い青色の靴カバーをつけることで見学者が道路から持ち運んだゴミやほこりが製品に付着するのを防ぐことができる。トロントに本部を置く天弘公司がこの工場で生産するすべての電子製品はハイエンド製品で、X線検査装置、ルーター、交換機などが生産されている。
この工場は、中国は世界の中では工場に過ぎず、安価な労働力が汗水垂らしてちっぽけな装飾品、玩具、粗悪品などを作っているという従来のイメージを覆した。ここで生産される製品は世界トップレベルの医療機器基準を満たしており、流通量が最大の企業の通信システムの要求を満たしている。