『経済参考報』の取材を受けた専門家の多くは、今後、中国の空母建設の過程で、1000億元規模の資金投下により、ハイエンド製造、ハイエンド材料などのハイテク産業が成長とグレードアップの黄金期を迎えると認識しているという。
劉卓平氏は、この1000億元規模の空母関連の投資は、主にハイエンド設備製造、航空武器システム、動力システム、ハイエンド材料と情報システムの5つの産業の発展にチャンスを提供することになると話す。
空母の建造はまずハイエンド設備業界の急速な発展を促し、そして航空武器システム関連技術のグレードアップにつながる。そのほか、動力システム関連で技術革新面の投資をけん引する。ハイエンド材料産業においては、中国国産品を輸入品に代替するなどで産業の発展が見られるようになる。また、情報システムのグレードアップも期待されている。
さらに、空母関連の1000億元規模の投資で、宇宙航空と軍需産業セクタ全体が底上げされ、関連株が受益することになると劉卓平はいう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月28日