味千ラーメンを中国にもたらした味千ラーメン中国法人の潘慰会長は、株式の51.86%を保有している。株価の下落により、個人資産約22億香港ドル(約218億円)を一瞬のうちに失った。07年から10年にかけて、潘会長は4年連続で胡潤(フージワーフ)研究院が発表する「フージワーフ外食産業富豪ランキング」でトップに立っていたが、煮込み豚骨スープの事件により、3位以内にとどまることが難しくなっている。
味千に濃縮スープのレシピを提供する日本企業・重光産業の重光克昭代表取締役社長は、味千の株式の3.12%を保有するほか、同社は味千から毎年2千万香港ドル(約1億9千万円)を超える特許料と技術料を得ている。この度の味千の株価下落により、重光社長の個人資産も1億香港ドル(約9億円)消滅した。
「人民網日本語版」2011年8月2日