欧州の有名コンサルティング会社ローランド・ベルガーは6日、このほど発表した研究報告書について、「経済危機による影響を乗り越え、世界ビジネスジェット市場が復興を開始した。同市場の成長率は2011年に6.9%に達し、うち中国市場の成長率が最高となる見通しだ」と述べた。中国新聞網が報じた。
この「復興の道を歩む--ビジネス航空研究2020」と名付けられた報告書は、「復興の最中にある世界ビジネスジェット市場において、超中型機および大型機の市場成長率が最も高い。超中型機の年間成長率は8.7%、大型機は9.4%で、超軽量機は5.2%となっている。全体的に見ると、軽量・省エネ型のビジネスジェットの需要が増加傾向にある」とした。
同報告書はまた、「中国ビジネスジェット市場の発展が著しく、2020年までに、年間成長率が20%を超える見通しだ。ロシアおよび独立国家共同体市場の成長率も、11%を上回ると見られる。しかし北米および欧州が依然として、ビジネスジェットの最大の市場であることには変わりがない。これらの市場の規模は2020年に220億ドル(約1兆7300億円)を超え、世界市場の72%を占めるだろう」とまとめている。
「人民網日本語版」2011年8月8日