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スタンダード&プアーズが米国債の長期格付けを引き下げてから初の取引日、リスク回避志向の影響を受け、中国市場の金先物相場が最高値を更新した。うち上海先物取引所の金先物取引において、最も活況を呈していた2011年12月限は、1グラム=349.60元(約4370円)の同日最低価格で開始した。立会時間中、1グラム=356.20元(約4453円)まで上昇したが、最終的には3.18%増の354.47元(約4431円)で取引を終了した。国際大口商品市場について、同日のニューヨーク金先物電子取引市場では、1オンス=1700ドル(約13万4300円)の過去最高を記録した。
臻豪財富研究センターの竇勤立・主任は、「スタンダード&プアーズが先週金曜に、米国債の長期格付けをAA+に引き下げると宣言したことを受け、金融市場に動揺が走った。月曜日、世界株式市場で株価が相次いで下落し、上海総合指数は2500ポイントまで下落し、投資家は金の購入によりリスク回避を行っている。金価格の高騰により、金関連株が好調に転じ、株価が続騰した」と分析した。
「人民網日本語版」2011年8月9日