三大国際格付け機関の一つであるスタンダード&プアーズが先般米国債格付けをAAAからAA+に引き下げたことを受け、中国株式市場は8日急落した。上海総合指数は一時2497.92の年内最安値をつけた。
格付けが引き下げられたことで、これまで最も安全な投資商品とみなされていた米国債の信頼性が揺らいだ。国際資本は相次いで新たなリスク回避の方法を探っている。人民元価値上昇の観測や経済の将来性が認められていることから、中国が国際資本の「避難港」になる可能性が高まりつつある。
「スタンダード&プアーズによる米国債格付けの引き下げで、より多くの投機資金が中国に殺到するだろう」と安邦諮詢の陳功首席研究員は話す。