専門家、レアアース関連の西側諸国の中国批判に反論

専門家、レアアース関連の西側諸国の中国批判に反論。

タグ: 中国レアアース

発信時間: 2011-08-10 17:41:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今後の方向性について、干勇氏は「中国のレアアース政策には、米国とメキシコが非難するような、貿易保護主義的な傾向はない。そのため中国国内でも、各国からの非難により生まれるリスクへの対応策を講じている」と語った。中国のレアアース管理には、WTOの法的根拠が存在する。関税および貿易に関する一般協定(GATT)1994第20条(g)項の条項、および米国の「エビウミガメ事件」で示された司法理念は、中国政府の対応に対して、WTOの規則・判例面から正当性を証明するための根拠を提供した。

事実、中国本土の企業および業界も、レアアース高騰による圧力を受けている。酸化ネオジムの現在の価格は1トン当たり約148万元(約1850万円)で、年間上昇率は628.4%に達した。某川下企業は記者に対して、「レアアースの価格高騰は、企業に深刻な影響を及ぼしている。当社も代替品の使用を検討中だ」と語った。大口原材料の情報を提供する百川資訊の?萍アナリストは、「このほどレアアース価格がやや下落したが、利益が食い込まれている。レアアース価格は依然として上昇傾向にあるが、今年上半期ほどの上昇率を見せることはないだろう。またレアアースを使用する川下業界は、深刻なコスト圧力にあえいでいる」と指摘した。

「人民網日本語版」2011年8月10日

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