「最近放送した『星光大道』観た? 石玉芹という人、私たち周村の出身」。淄博では、路地や喫茶店いたるところで、中央テレビの大舞台「星光大道」に登場した石玉芹の話で持ち切りだ。
石さんは50歳。レイオフされたごく普通の女性労働者。幼いころから歌が好きで、娘さんの理想は音楽学院に合格すること。その夢をかなえてあげたいと、来る日も来る日も彼女に付き添って声楽を練習、ついに念願かなって大学に合格した。このとき突然、石さんは自分も音楽が、歌がものすごく好きなのに気づいた。
「娘に付き添って学んだお母さん」はこうして「星光大道」の舞台に立った。1次予選で歌った「タンバリンを打ちながら歌おう」は会場の喝采を浴び、審査員や視聴者からも好評だった。2次予選ではラテン舞踊を披露。学び始めてまだ数カ月、目的は純粋にダイエットから。芸術性に欠ける、が理由で先に進めなかった。だが、そこで彼女は「きれいなお母さん」グループを立ち上げた。エコロジーの大切さを訴えた最初の曲「沂蒙山小唄」は再び好評を得た。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月19日