紳士服専門店最大手の青山商事(本社広島)はこのほど、中国市場発展戦略を発表し、5-6年後をめどに店舗数を現在の3店舗(上海、南京)から約100店舗まで増やし、年間売上高50億円を目指す方針を明らかにした。具体的な計画としては、年内に上海、蘇州に新たに5店舗を、2012年-2014年は毎年10店舗ずつ、2015年以降は毎年20店舗以上までペースを加速するとしている。中国の紡績業界新聞「中国紡績報」が報じた。
新店舗は主に現地のショッピングセンター内に出店し、1店舗当たりの売り場面積は約100平方メートルと日本の6分の1程度にする方針。スーツ1着2000-6500元(約2万4000-7万8000円)と日本とほぼ同じ価格設定で、主に中高所得者をターゲットにする。
日本の紳士服専門店大手「AOKI」(本社神奈川)や「紳士服のコナカ」(本社神奈川)などはまだ中国に進出しておらず、日本の紳士服専門店は低価格のカジュアル衣料品店に比べて中国展開が遅れている。
「人民網日本語版」2011年8月18日