子供達の夏休みになると、張店区の「コミュニティ学校」はとてもにぎやかになった。だが、異なる子供は異なる趣味を抱え、一部の子供は歌を歌ったりダンスをしたりすることが好きで、一部の子供は書道、絵画が好きで、もちろん切り紙細工が好きな子供もいる。子供達の幅広い興味と趣味を満たすため、張店区でいろいろな特色のある学校もこの機運に乗じて生まれた。近日、民間の手芸が「コミュニティ学校」に取り入れられ、張店科学技術苑コミュニティの「コミュニティ切り紙細工学校」では子供達が非物質遺産伝承者と親しく触れ合えるようになった。
はさみ1つ、赤い紙何枚かで、チョキチョキと切ると、生き生きとした人物、鳥、花、動物が手の中で踊るようになった。張店科学技術苑コミュニティ住民委員会1階の活動ルームの中で、約20人の学生がコミュニティの民間古参芸人郝萱林さんを囲んで、老人の手によって生まれた切り紙細工の作品に深く引き付けられている。ここはほかでもなく科学技術苑に創設されたばかりの「コミュニティ切り紙細工学校」である。郝萱林老人は「切り紙細工科目の授業はおよそ10回に分かれ、1回約1時30分間で、授業内容は主に基礎的技芸である。子供達はここで基本的な切り紙細工についての育成訓練を受けることができる」と記者に語ってくれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月2日