中国物流購買連合会が1日発表した8月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は50.9となり、前月比0.2ポイント上昇した。同指数は4カ月連続で低下していたが、ここにきて上昇に転じ、経済発展の安定化を示した。
中国物流情報センターが発表した分析報告は、経済の安定的かつ高度な発展を支える基礎を固める必要があり、潜在的な不安定要素に注目するべきだとまとめた。
まずは、中国国内の需要増加の基礎固めだ。8月の新規受注指数は51.1で、前月と同レベルとなった。同指数は昨年12月以降、今年3月に季節的な要因により一時的に上昇したことを除けば、常に下降傾向が続いていた。先月に0.3ポイント回復し、今月も安定化したことから、需要増加の基礎固めが依然として必要であることが示された。