財政部関税司の王偉司長がこのほど述べたところによると、中国が世界貿易機関(WTO)に加盟してからの10年間で、自動車関税は3桁の水準から現在は平均13.4%まで低下した。今後は自由貿易圏協定に基づいて、関係国からの輸入自動車の関税率を引き下げる予定だという。「国際金融報」が伝えた。
王司長によると、関税引き下げにより、中国の自動車産業は得難い発展チャンスを迎えた。2年連続で世界一の自動車生産国および新車消費国となったほか、自動車工業の総生産額も2001年の4433億元から2010年は4兆3357億元に増加した。自動車生産の集積度が明らかに向上し、自動車グループ上位5グループの生産集積度は01年の63.7%から10年は70.3%に上昇。また独自ブランドの研究開発力や製品の品質などが、いずれも目立って向上した。
「人民網日本語版」2011年9月5日