文字 ホーム > 経済

発信時間： 2011-09-07 15:20:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「担保難、資金調達難」は、長期にわたって中小企業の発展を妨げ、制約してきた。今年6月末現在、貸付金残高がある小企業は約3万7000社で、上海の小企業のわずか10分の1にとどまった。上海市の関係機関によると、同市は「3つの10億元」と「3つの措置」で中小企業、特に科学技術分野の中小企業の急成長をバックアップする方向で進めている。

上海市政府副秘書長、市財政局局長の蒋卓慶氏の説明によると、「3つの10億元」の1つ目は、10億元規模の市レベルの財政特別資金を設立することだ。2つ目は、10億元規模の科学技術の信用リスク補償財政特別資金を設立すること。3つ目は、市レベルの財政と市の国有投資会社の共同出資で10億元規模の投資特別資金を設立することである。

また、「3つの10億元」の効果を最大限に発揮するため、市政府は次の関連措置を打ち出した。市級財政から区・県財政への移転支出において、区・県政府が中小企業の資金調達に対する支援を強化するための資金を開ける。小額融資会社への財政支援を強化し、国有資本、民間資本など各種の資本が小額融資会社の設立に積極的に参与できるよう奨励し、上海の小額融資会社の規模を現在の64社から100社に増やし、年間貸付額を約350億元にする。そのほか、超小規模の会社の財務が不透明なために銀行が貸し渋るという状況に対し、政府は会計事務所から会計監査サービスを購入し、小企業の財務諸表の統一を支援するなど、中小企業の資金調達に有効な方法を積極的にとっていく。

 

「中国網日本語版（チャイナネット）」2011年9月7日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る

コメント

コメントを書く