中国の伝統的祝日である中秋節(今年は9月12日)を目前に控え、外食産業が熱くなっている。広州市(広東省)のホテルやレストランは名月観賞をうたった中秋ディナーを打ち出すところが多く、価格は200元前後から8千元前後までさまざまだ。「中秋至尊宴」と銘打った商品は2万6888元と最高値で、ある人は「最初この値段を見たときは見間違いかと思った」などと話す。「広州日報」が伝えた。
この最高値ディナーの会場は長隆酒店国際会展センターで、1卓の定員は10人。高級スープの仏跳墻や黒トリュフとアラスカ産カニの蟹みその料理、キジの煮込み料理などが供される予定だ。2万6888元には、長隆酒店貴賓フロアの10人・2泊分の宿泊料金、長隆景観エリアでの2日間のレジャーとバイキング料理2回分の代金が含まれている。
長隆酒店の関係者によると、至尊宴は10卓限定で、すでに8卓分の申込みがあり、うち70%は広州以外の地区からの申込みだという。
実直な広州市民は至尊宴のようなぜいたくをする人は少ないが、一般的な中秋ディナーは予約でいっぱいだ。同関係者によると、ホテルの宴会場の中秋ディナーだけでも、これまでに100卓分以上の申込みがあり、価格は888元から4288元だという。
「人民網日本語版」2011年9月7日